‘Japanesque’ category

神前式 | 2010/01/21

神前で三々九度の杯を交わして結婚を誓う伝統的な姿は、見る人の姿勢を正してしまうほど厳かな空気を感じられるものである。
打ち掛けをはじめ新郎新婦を包む和装から醸し出される伝統美は、婚儀に相応しい格調高さを演出し、荘厳華麗な人生の門出に相応しい様相によって辺りを支配する。
我々は日常的に、目に留まりやすい新奇的な印象に影響を受けやすいが、綿々と続く歴史の中で育まれてきたものの中に、熟達された美が潜んでいることを忘れてしまいがちである●

-

熱田神宮公式サイト

美しく分かりやすい完成度の高いサイトです。ご参考までに●


嫁入り | 2010/01/16

小雨降る熱田の森。

一瞬張りつめた気配を感じ振り向くと、神前へ向かう一組の新郎新婦とその一同。

華やかさを競うばかりの昨今の結婚式に慣れてしまったこの目には、目の前の光景は、新鮮でもありどこか懐かしくもあり、自分の意志とは関係なく自然と二人の幸せを祈る気持ち満たされるのでありました。

新郎新婦もさることながら、先導する巫女の姿もまた式に華を添え、この場に相応しい美しさを醸し出しておりました。


信長塀 | 2010/01/10

熱田神宮の参道を歩くと社殿の少し手前辺りで古っぽい塀があることに気がつく。

壁の多くが茂みの下に隠れるようにあるので、社殿に気が向いていると、その存在に気がつかずに通り過ぎてしまう場合があるかもしれない。それ程周りと一体化していて、しかしながら存在感もある壁であるとも言えるかもしれない。

この壁は、織田信長が桶狭間で今川勢に戦勝した後に寄進造営したもので、作られてから450年ほど経っている貴重な遺産でもある。

この壁は、土と石灰を油で練り固め瓦を厚く積み重ねて作られており、見た目にも強固な雰囲気を醸し出し重量感の感じる仕上がりとなっている。長年、風雨に晒されながらも壁全体の保存状態は良く、熱田神宮を守るはずの壁が、あたかも熱田の森に守られているかのように感じてしまう。

素朴で飾り気のない壁だが、見ていて引き込まれるような魅力を感じる壁であり、当時の職人の魂が、現代の我々に伝わってくるようである。

今も熱田の神域を守るこの壁を、末長く後世に残していきたいものです。


謹賀新年 | 2010/01/01

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

景気の良い話題に欠けるここ数年ですが、今年は良い年となって欲しいものです。

画像は、金沢ひがし茶屋街で見かけたしめ縄飾り。

全体を亀に見立てて丸く形作るのが金沢風。また丸い形は円満も意味する。